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レビュー 立体音響ラボ バーチャル・オーディオ・リアリティの世界

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  株式会社アコースティックフィールド さん主催のACOUSTIC FIELD presents『立体音響ラボ Vol.7』立体音響ワークショップ #7 「バーチャル・オーディオ・リアリティの世界」へ行ってまいりました。 場所は東京・お茶の水駅からすぐのRittor Base。地下1階へ階段を下りていきます。 扉を開けると、薄暗い室内にPCやモニター類。  暗幕カーテンの中に3つの球体、アコースティックフィールド・久保二朗氏とスタッフが機材を調整中。  ヘッドホンを装着しタブレットPCをキーボード操作している模様。NGを前提にカメラを構えると、撮影OKが出ました。複数のアプリケーションが起動しています。  シュアーのヘッドホン。ヘッドバンドにトラッカーが装着されています。  球体はシルバーカラーのスピーカー。ワイヤレス?実はダミー。体験者に方位感覚を示すために設置しているとのこと。  暗幕カーテン内で照明を落とすとダミースピーカーだけが浮き上がってきます。体験者はこのトライアングルの真ん中に立ち、ヘッドホンとリュックサックを背負い立体音響を体験することになります。  ここで一部体験者インタビュー。 イベンター:面白かった。もし暗幕でなかったら、と想像した。 制作者:視覚を奪わないのでいい。雰囲気作りが短い時間でできる。 プログラマー:ヘッドセット使ってない。土砂降りだけど濡れていない。絵がないぶん想像する。映像と組み合わせてもいいが、単純に音だけでもいい。音だけの方が解像度があるようだ。 会社員:音が当たる。面ではなく音が降ってくる感覚。沖縄にいるような不思議な体験。インスタレーションのようなアートで使われることになれば世界観が広がるのではないか。 サウンドデザイナー:素敵。敏感さが素晴らしい。立体感のある雨がいい。映像より音だけの方が広がるのか。 サウンドデザイナー:高さ方向が出ていた。動いているか感覚があった。画面がないことが新鮮。  筆者の感想も重なりますが、冒頭は音の定位音像や質感に聴感が集中しました。やがて、近くに聞こえる音に手を伸ばすが何も無い。音がある方へ歩み振り向くが何も無い。天井から降るモノに包まれているはずが、身体には何も及ぼされていない。不思議な感覚の臨場感と没入感。  さらに、ヘッドマウントディスプレイのない状態は視野に自由さが加わり、立体音

MacとWindowsでHFS+ファイル共有

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MacとWindowsとLinuxの共存環境で、WindowsからMacに直接アクセスできないものか?と調べてみました。Macのデフォルトのフォーマット形式はMac OS 拡張ジャーナリング(HFS+)、Windowsのデフォルトのフォーマット形式はNTSF。OSは それぞれMac OS X 10.8.2、Windows7。 HFS+はWindowsでは読み書き不可というレビューが比較的多く見られるのですが、Mac側で「ファイル共有」を設定すればWindowsのエクスプローラー画面から簡単にアクセスできます。 「ファイル共有」の設定方法は他にお譲りするとして、ドロップボックスだけではなくデスクトップ上のファイルにも直接アクセスできます。

レビュー NOTTINGHAM Interspace Junior -No.6 手回しプレーヤー編

ノッティンガムのプレーヤーはターンテーブルの始動と停止が「手動」です。この仕組みがノッティンガムのサウンドのポイントですが、どうもその辺が文章では伝え切れていないかもしれないので動画で撮影してみました。 駆動系を非力にしたことで余計な音がせず、動画では背景音のノイズが聴こえますが、実際はものすごく静かに回っています。プラッターに手を添えターンテーブルを回し、止める動作が伝わったでしょうか。 つづきは、 NOTTINGHAM Interspace Junior -No.7 リード線修理編 です。

DIY タモ材とペーパーコードのコートハンガー -No.3 概略図編

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コートハンガーの概略図を掲載します。  ■ 用意するもの 角材(支柱) 1500mm*21mm*35mm程度の角材4本 タモ材使ってます。 角材 (ブリッジ)300-340*21mm*35mm程度の角材3本 タモ材使ってます。 鬼目ナット M6*20 6個 ジョイントボルト M6*50 6本 ペーパーコード 適量  この材料で高さ1500mm、幅38.5mm、奥行38mm程度のコートハンガーが出来ます。奥行きは調整可能です。幅を長くしたければブリッジ材を長めにして下さい。荷重が心配なら太めに材料を揃えてください。 タモ無垢枠材 【21×105×950mm】 価格:1380円(税込、送料別)  ■ あれば助かる道具 小鉋 電動ドリル+木工用ドリルビット(M6、M9) 六角レンチ (のこぎり) 蜜蝋ワックスや水性塗料(透明) 刷毛や布切れ  ■ 概略図  支柱は全て同じ長さでOK。  ブリッジAとA'は同じ長さでOK。  ブリッジBから支柱2本分の厚みを引いたのがブリッジA A'の長さです。  ブリッジA'とBは紐や板などで結合して下さい。そのままだとフローリング等では脚が開いてしまいます。拙宅は紐で結んでいます。  蹴ったら倒れたとか投げたら壊れたとかのクレームや保証は一切お受けしません。自己責任で。  完成品の精度はあなたの技量次第ですので、はじめから既製品と比べない方が無難です。  楽しんで作ってね♪

DIYスピーカースタンド -No.3 概略図編

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DIYスピーカースタンドのて簡単な概略図を作りました。 ■用意するもの ・角材4本:長さ700mm 角60mm程度 ブナ材(ビーチ材)使ってます。 ・天、底板材:大2枚、小2枚(幅210mm、奥行き230mm、厚み30mm程度)   天底、板は同寸でも可。スプルース材使ってます。 ・鬼目ナット:M6*20mm  8個 (ねじ込みタイプ) ・ジョイント(六角)ボルト: M6*50~70  8本 ・電動ドリル:(木工用ビット:M6、M9) ・六角レンチ ・水性塗料:黒、透明、ツヤ消し、うすめ液 (黒ツヤなら黒とうすめ液だけで可) ・刷毛 ■概略図 ・投稿ではハンガーボルトを使ってますが、概略図はジョイントボルトに変更しています。 ・電動ドリルはジョイントボルトを貫通する穴径6mm厚み30mmと、鬼目ナット用の穴径9mm深さ20mm程度を開けるために使います。 ・天板・底板の穴が大きくてよければM9のドリルビット1個でOKです。穴はジョイントボルトの頭で隠れます。 ・天板のサイズはお手持ちのスピーカーサイズより多少小さくてもOK。 ・底板はサイズが大きいほうが安定します。 ・底板に耐震で不安があれば端材やL型金物などで適宜補強して下さい。 ・ジョイントボルトの頭が少し出ますので天板と底板の三隅や四隅にインシュレーターやゴムマット等を適宜敷いて下さい。 ・蹴ったら倒れたとか投げたら壊れたとかのクレームや保証は一切お受けしません。自己責任で。 ・完成品の精度はあなたの技量次第ですので、はじめから既製品と比べない方が無難です。 ・楽しんで作ってね♪

LES PARAPLUIES DE CHERBOURG [music review]

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 すっかり冬支度モード、3週間ってスパンはやはり季節の移ろいの早さを感じます。投稿記事を頭で考えていても気温がグンと下がると、うーんやっぱりこの記事は違うかなあなんて書いたり消したりするものなんです。と、小さな苦労話から入ってみました。  映画音楽が好きです。ひとことで言うと、雰囲気。作曲家は画を見て作曲したり、映画監督は曲に画をつけたりと手法はいろいろなんだと思いますが、画で見なくても耳で聞いて映画のシーンを思い出し、日常の一片と重ねるという。 シェルブールの雨傘 [AMERICAN IN PARIS]  久石譲&新日本フィル・ワールドドリームオーケストラによる2005年発売の「 パリのアメリカ人 」の1トラック。このアルバムは同タイトルで解かるように George Gershwin の作品をはじめとする名作映画のテーマ曲や久石譲さんが関わった映画のサウンドトラックをパッケージしています。それらトラックを久石譲さんのピアノと新日本フィルのオーケストラがアレンジし奏で、とても素敵に仕上がっています。  ここ数日は雨続きで窓の外は「シェルブールの雨傘」かな?なんて想いでフューチャーしてみました。

Again [music review]

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 今思えばジャズへの入口はローリング・ストーンズだったのかもしれません。  チャーリ・ワッツ。あのおじさまのプレイと異彩を放つ存在感って何?かっこいいじゃん!みたいな。当時からFMを聴いていて ルイ・アームストロング や マイルス・デイビス のジャズサウンドにも接していましたが、私にはチャーリーのジャズ的ないでたちがとてもクールに思いました。 Again [Again : Eddie Higgins Trio]  アメリカのジャズ・ピアニスト、エディー・ヒギンスがトリオとして1999年に発売したアルバム「 Again 」と同名のトラック。原曲「Again」はL.Newman作曲。とにかく美しい旋律のトラック1に惹き込まれます。エディー・ヒギンスが鍵盤を弾くと、スタンダードナンバーにモダンで色気のある空気が流れます。それはアルバムアートにもとてもうまく表現されています。  このアルバムはディナーの時や夕食後にほっこりBGMとして使っています。適度に明るめで喧騒感があり、リズムもカジュアルなので秋冬の食卓にきっと合います。会話に花が咲き笑顔が溢れ、料理も更に美味しく頂けるかも。  ちなみにエディー・ヒギンスは日本贔屓で、このアルバムに「祇園小唄」というトラックを収録しています。ジャズの多様性を一つ知ることができたエディ・ヒギンスの作品ですが、彼は2009年に永眠されました。もっと聴きたかったです。

Long May You Run [music review]

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 すっかり秋が深まって、うっかりするともうすぐ立冬だったりします。秋の定番曲を考えていましたが2シーズン連続で定番曲を季節はずれにご紹介するのもアレなんで、曲を見直しました。晩秋から冬場を迎えると、ほっこるする音楽を聴きたくなるってもんじゃぁないでしょうか。   NEIL YOUNG Unplugged [Long May You Run]  1993年に放映された「 MTV Unplugged NEIL YOUNG 」のCDアルバム(ライブ)の中の1曲。オリジナルは クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤング(CSN&Y)の頃にスティーブン・スティルと共に製作(The Stills-Young Band) し1976年に発表したアルバム「 Long May You Run 」の1トラックです。  オリジナルよりアンプラグドのトラックの方がほっこりするということと、アルバムアートがイケてるのでこちらを選びました。実は「Havest Moon」も代表曲の一つですが、さすがにハーベスト・シーズン終わりましたしね。    2010年 バンクーバー・オリンピックの開会式の舞台にニール・ヤングが出演しました。 MARTIN のドレッドノートサイズのギターを抱えたニールが歌い始めると、まあギターが小さく見えること。彼が弦を爪弾く姿とサウンドに惚れ込んでMARTINギターを選んだと公言する音楽家が数多くいる、ニール・ヤングとマーティンの組み合わせは一つのイメージであり、様々なジャンルのミュージシャンとコラボする彼の活躍は、多くの音楽愛好家に影響を与え続ける存在でもあります。

DIY HP-RX700 断線修理とイヤーパッド交換

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 VictorさんのヘッドホンHP-RX700の魅力は、何と言っても期待を裏切らないほどほどの音質と装着感なんだと思います。ということで、そこそこ使っているわけですが、ジャックが角度によって音切れしたり、イヤーパッドが破れたりしてガタが来たので今回修理に挑戦してみました。  先ずは断線修理。  新たに付け替える3.5mmステレオミニプラグをねじねじ分解。 金メッキプラグ部品オヤイデ電気... 価格:690円(税込、送料別)  ヘッドホンのコードを切断。  コードの先端15mmくらいのゴム被服を剥して細い線を露出。  色分けされた被服線は、たぶん赤-R、緑-L、銅-GND。  ライターで各先端10mmほど炙ると被服の色が抜けます。その先端を撚っておきます。  仮置きしてみました。コードの先端15mmだと若干長めなので後から先端を切ります。  カバーとチューブを通しておきます。  極性は、線材を挟む長い端子-GND、赤いリングの外側付けの端子-R、内側付けの端子-L。各端子に穴が開いているのでその穴に細い縁り線を通す感じ。その前に縁り線の先端は5mmほど切断しておくと丁度良いかも。  半田で接着。下手やな~。撮影の後、やり直しました。  HAKKO/白光 電池式半田ごて... 価格:2,730円(税5%込、送料別)  カバーを付けて出来上がり~!  一応、極性が合っているか試聴してみます。電子ピアノに差し込んで、高音が右、低音が左。ここでヘッドホンが左右逆だったら思い切り叫ぶところでしたが・・・大丈夫でした。  さて、次はインナーパッドの交換。外して取り付けるだけなので写真は省略。  左が HP-RX900用交換イヤパッド 。右が今回取り外した HP-RX700用イヤパッド 。素材が違いますね。 JVCケンウッド(Victorビクタ−) HP-RX900用交換イヤーパッド【J48247-001】 価格:1500円(税込、送料別)  つーことで、完成でーす

コラム PLCとMoCAと11acについて

 スマート家電が普及してきましたので、それを見越して無線LANやPLCアダプターが次世代規格へ移行しています。無線LANはいわゆる11ac規格、11nの4倍値とGbps(理論値)の通信速度技術で来年には解禁されるのでは?と期待されています。またPLCアダプターはHD-PLCとHomeplugAVという規格がいずれも400Mbpsの速度(理論値)で使えるようになるようです。  こう見ると無線LANの方はギガ世代に入ってアドバンテージを得ているような印象ですが、実際のところど理論値近くの速度を享受できるのは有線に限られているのではないでしょうか。またPLCは有線ですが、配線の構造如何でほとんど繋がらないコンセントもあるようなレビューもあります。  実はアメリカは無線LAN, PLC, MoCAという通信インフラが競争ではなく補完関係で整備されているらしいのです。同軸ケーブルネットワーク(MoCA)は、簡単に言えば既存のテレビ用アンテナケーブルをインターネット用配線に使う規格のことで、テレビとインターネットで周波数別に同一ケーブルへ信号を流します。  同軸ケーブルネットワーク(MoCA)は数年前まで日本でも家庭向けサービスが存在しましたが、100Mbpsに至らない通信速度が原因なのかはっきりしませんが、サービスが消滅してしまいました。MoCaは400Mbps(理論値)で通信できるのでなぜ?と思いますが、MoCA用の周波数帯域の割り当て分が少ないことと、情報漏洩防止用のセキュリティ・スプリッターの宅内設置に物理上の制限があるのではと考えています。前者については割り当て分を増やせば良く、後者については技術的な点では問題はないかと考えます。  バッファロー社がHomeplugAV規格のPLCアダプターを販売しますが、そのアダプターの先に無線LAN機能を内蔵して、家庭内LANインフラは電線(PLC)で、端末はWi-Fiでという使い方を提案しています。この提案は私の思っているネットワークプランと同じでインフラ部分が違うだけです。無線LANは電波の干渉を規格を拡げて対応しますし、PLCはノイズ軽減で対応しますが、MoCAは電波干渉がないしノイズにも強いのですから、家庭内LANの選択肢として補完関係に位置づけることにデメリットは少ないのでは?と思います。  それ

レコードを洗浄しました。2012

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今朝は秋晴れの良い天気。遠くの方から運動会の声援が聴こえて来ます。朝から都合よく皆出払いましたので、この機会に午前中でレコード洗浄をやっておこうと思った次第。カラっとサラっとした風が窓を開け放つと家の中を流れていきます。湿度の低いこの気候がレコード洗浄を効率よく済ますには好都合。  洗浄はまずバスルームで盤面を洗い流し、天日干し後にウォッシャーとコーティング液を順にかけていきます。水を使いますので、湿度が低い方が各工程で乾燥が早いという訳です。廊下は作業場と化し20枚くらいのレコード盤で埋め尽くされます。 ★10/28am9:59迄 ポイント3倍・Facebook経由購入(新ルール)P5倍★【... 価格:1,700円(税込、送料別) 10時頃から始めて2時間くらいで仕上がりました。少なく見えますが、実は40枚くらいあります。家族が家にいるとこう上手くはいきません。晩秋から春まで、ゆっくり聴くだけの準備はできました。低姿勢で作業したので腰が重いです。

LINN SNEAKY MUSIC DS -No.21 Linn Configアップデート編

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LINNのアップデートにより、Davaar10 (4.10.6) /Kinsky Desktop (4.3.3) になりました。詳細は LINN Online Help から。 インターフェースの背景イメージはSong Boxと同じです。各種設定は上部のタブで選択し、画面下部が切り替わる仕様です。 それと、UPnP対応機器(デバイス)が上図で一覧表示されていますが、その詳細設定がLINN ConfigのUI内で行えるようになりました。これは便利です。 例えば、今まではSneakyを選ぶと詳細設定画面(ブラウザ)が起動していましたが、上図のようにLINN Config画面内で設定できます。Twonky Media Serverに関しても、ワンクリックでシームレスに設定画面へ移動できるようになりました。 ついでに、アイコン・デザインも統一がなされました。 ここまで来たら、4機能のインテグテーションはいつになるのか?期待しています。 つづきは、 LINN SNEAKY MUSIC DS -No.22 Song Box アップデート編 です。

コラム スマート家電について

 パナソニックが「スマート家電」をフューチャーしています。専用アプリをスマホに入れて家電をコントロールしたり、スマホと家電で情報をやりとりしたりすることのようです。今のところハード側は冷蔵庫、洗濯機、エアコン、電子レンジ、炊飯器、体重計。エアコン以外はNFC規格という「かざすだけ」の近距離無線通信を使い、エアコンは無線コンバーターを外付けする仕様で電源などをコントロールするようです。  ネットワークプレーヤーを使い出すと、オーディオ機器をPC/Macやタブレットでコントロールできる利便性は止められません。この利便性の機能進化は、操作部分がハード側に付いていた時代からリモコンで操作できるようになった時代を通過しPC/Macやタブレットで操作できるようになったという、実は合理的なプロセスを経ています。それがWi-Fiのインフラを利用し家電製品に拡げたのがスマート家電のコンセプト。  ストレージに日常生活の情報を集約してタブレットで情報をインアウトプットとコントロール、そしてアプライアンスを動かすという一連のフローが、オーディオだけでなく家電操作のメインストリームになる日はそう遠くないかもしれません。

コラム nasneについて

 以前、デジタル・ソリューションのキーワードは”シームレス&ゼロ・コンフィギュレーション”で、当面の課題はNASにあるのではないかという投稿をしたことがあります。その投稿は こちら 。そしてこの度ソニーがnasneを発売しました。  NASは長期安定稼動と冗長性が担保されることが必要条件で、その上で操作性が十分条件だと思いますが、音楽、写真、動画コンテンツをネットワークを介して見る時代の家庭におけるNASは、その操作性がPC/Macと同等のものでなければ利便性はわかっていても普及しないという意味では必要条件化しているということで、そのボトルネック部分を実に解消する家電NASがnasneなのではないかと。  nasneの場合、インターフェースを割り切ってアンテナ/USB/LANに限定、HDDも固定しています。長期安定稼動と冗長性が要求されるNASにおいては必要条件だった機能性の部分をスリム化することで「かんたん設定化」することにシフトした形ですが、「かんたん」であることはゼロ・コンフィギュレーション要素でありますので、家庭用NASの敷居を下げた製品といえるのではないでしょうか。  またソフトウェアのUIに関しては、ソニーはアップルと並び他社を圧倒するデザイン力を有しています。そのインターフェースXMB(クロスメディアバー)はBRAVIA、VAIO、PS3、Xperia等で統一されていますが、そのXMBをnasneでも採用しており、さらにソフトウェアだけでなくハードウェアにおいてもソニー製機器間接続が可能だということは、ソフト&ハードでのシームレスな操作とつながりができるということになります。  ただこれからソニー製品以外にもnasneが確実に使えるようになったり、HDMIポートが付いて液晶ディスプレイと接続出来たりしたら間違いなく魅力的な製品となりそうです。

レビュー QNAP TS-259Pro+ -No.7 エラー編(チェックディスク)

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 常時電源ONのNASは、稀にQNAP Finderからログインして問題の無いシステムログをチェックしています。ある日、iTunesが突然劇重になり、アプリケーションを再インストールしたものの変化なく、もしかしたらネットワーク障害かな?とシステムログをチェックしてみるとエラーメッセージが・・・。 ・The system was not shut down properly last time. ・[Mirror Disk Volume: Drive 1 2] The file system is not clean. It is suggested that you run "check disk". 上記のエラーメッセージから、何らかの原因で知らずのうちにシャットダウンと再起動していたようです。その解決策ですが、QNAPのオンライトサポートサイトに チュートリアル がありました。 チュートリアルの通り「Disk Management (ディスク管理)」>「Volume Management (ボリューム管理)」へ進み、「CHECK NOW (今すぐチェック)」を選択。1ドライブづつチェックしました。 ・[Drive 1] Bad Blocks Scan completed. ・[Drive 2] Bad Blocks Scan completed. Drive1は7時間くらい、Drive2は4時間くらいでチェック完了。 何事も無かったかのように現在は稼働中です。何だったんでしょうね? *QNAP TS-259Pro+ レビューは -NO.7 エラー編(チェックディスク)が最新です。 ・ QNAP TS-259Pro+ -No.1 導入編。  ・ QNAP TS-259Pro+ -No.2 準備編。 ・ QNAP TS-259Pro+ -No.3 システム移行編。 ・ QNAP TS-259Pro+ -No.4-1 一般設定編。 ・ QNAP TS-259Pro+ -No.4-2 PMS設定編。 ・ QNAP TS-259Pro+ -No.4-3 ネットワーク設定(無線LAN親機)編。 ・ QNAP TS-259Pro+ -No.4-4 ネットワーク設定(無線L

Now You're Not Here [music review]

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 終わりかけの夏に発表する夏の定番ソング(笑)の第三弾です。第一弾から夏の終わりを意識していたので、晩夏~初秋でもいけます。  CD店からアシッドジャズコーナーが撤去されて久しいですが、英国の洒落っ気というか、泥や汗臭くない音楽をさらッと聴きたくなる時があります。 The Best Of Swing Out Sister [Now You're Not Here]  イギリスのバンド、スウィング・アウト・シスターのベスト・アルバム「 The Best Of Swing Out Sister 」の中の1曲。アシッドジャズといえばクールでモダンですが、この曲を聴くと、閉め切った部屋にもさらりと初秋の風が吹きます。日本向けのトラックだったようですが、おそらく海外から邦版CDを買い求めた英国人もいたことと想像します。ちなみに2曲目の「ブレイクアウト」は1988年のグラミー賞を受賞しています。  この手のジャンルの音楽はJazzでもR&BでもAORでもなくて、ファンキーでもロックでもないのでポップなものだと思われがちですが、実際はスウィングやグルーブやビートがしっかり要素として入っていて、JazzやAORの影響を受けながら上手くアレンジしているんだなと思います。      とはいえ80-90年代の楽曲なのでボーカルが乗らずに インストゥルメンタルがイマドキかもしれない・・・と思っていたら今年 発表してましたね、セルフカバー曲集「 Private View+2 」。

I Swear [music review]

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 I'll Be There...という歌詞は洋楽ではよく耳にする言葉でラブソングや失恋ソングの定番ワードです。映画のセリフにもしばしば出てきますが、日本人には恥ずかしワードだったりもします。さて、I'll Be There...といえばで、脳裏に浮かぶ夏の曲をまたご紹介します。 All-4-One [I Swear]     All 4 Oneのアルバム「 All-4-One 」の1曲。「I Swear」は1994年にグラミー賞を受賞しました。この原曲は作詞Frank J. Myers、作曲Gary Baker「I Swear」。All 4 Oneはアメリカの男性コーラスグループでアルバムをDavid Fosterがプロデュースしているのでアーバン・コンテンポラリーの仕上がりになっています。    I Swear...誓うよ。これもまた歌詞中で何度も語りかけたりしますが、デビッド・フォスターのラブバラードなアレンジはクールでメロウです。当時ラジオでよく流れていた季節が夏の記憶からなのか?筆者の夏の定番ソングの一つになっています。ちなみにAll 4 Oneは歳を重ね、当時より今の方がずっと魅力的な歌声です。

I"ll Be There [music review]

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 残暑お見舞い申し上げます。  夏になると涼を感じる楽曲を好んで聴きます。アシッドジャズ、ハワイアン、ボッサ、ギターギュオ、沖縄民謡など。  初めて買ったCDは一枚がマイケル・ジャクソンの「BAD」でした。なぜ「BAD」かというと、SONYのCDラジカセを買った時にヒットチャートのNo.1だったから。マイケルの曲はFMでよく流れていましたが、目の前のCDラジカセのスピーカーから出るサウンドはクリアーで重低音が効いて、とても興奮した記憶があります。   Trijntje Oosterhuis [I"ll Be There]      オランダの歌手・トレインチャによるマイケルのカバーアルバム「 NEVER CAN SAY GOODBYE 」の中の一曲です。このアルバムは全体を通してトレインチャのさらっと伸びやかな歌声とアコースティック・ギターによるスムースなサウンドがクールさを感じさせるパッケージです。      このアルバムはカバー曲集ですがアレンジが秀逸ですっかりトレインチャの楽曲になっています。コーラスはスティービー・ワンダーでしょうか。彼のソウルフルな歌声がモータウン・サウンドを意識させます。I"ll Be There...慈愛に満ちた言葉ですが、少しもの悲しさを感じるのはメロディと何度も語りかける歌詞なのかもしれません。夏の疲れを癒すピースフルな一曲です。

MicroSolution Crystal View ARSH

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MBP Mid2012にアンチグレア・フィルムの中でも光沢が保持されるというMicro Solution Crystal View ARSH for MacBook Pro 15inch Unibodyを、マイクロソリューション社は貼ってくれることで有名ですが、自分で貼ってみました。 ・貼る前 天井のシーリングライトがディスプレイに反射して写り込んでいます。 ・貼った後 シーリングライトの輪郭がぼやけました。一目してわかる効果と言えばこんな感じです。 背景の光の差分が大きければ写り込みが気になりますので、写り込まないよう配置することで補完できれば尚良し。自分で貼ってみて出来映えは70点くらいかな?貼り始めに1、2箇所の塵を除去し忘れましたが、気をつければきれいに貼れると思います。

レビュー Apple MacBook Pro 15inch Mid2012

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   13インチのMacBookをリプレイスしました。  日本の五線譜面は菊倍版(A4サイズより大きいサイズ)が一般的、広げたサイズは23インチ相当のディスプレイに近いことになります。つまり23インチ以下のディスプレイでPDF形式の譜面を見るときは、譜面全体ではなく一部表示または縮小表示しています。ということで、拡大率が近似の23インチ前後の画面がベターですが、スペースファクターもあり15インチとなりました。    CD/DVDドライブを外付けするデスクトップの煩わしさを考えた時に、Retinaディスプレイは優先順位が下がりました。    DAWソフトを起動しSafariでブラウジングする程度ではスペックに不満はありません。画面も解像度1440x900ピクセル上限なだけで普通に綺麗な画面です。メモリーは標準4GB。Thunderbolt、Ethernet、Firewire800、USB3.0、Audio Optical In/Out、SDXCスロットと入出力も必要十分。    各種レビューは巷にあるので割愛。    マルチタッチトラックパッドがかなり便利です。AppleがマウスではなくトラックパッドをMacのインターフェースとして採用している意味がよくわかります。ブラウザやPDFの画面を拡大する場合、ツールボタン、コマンド、ショートカット操作の代わりにトラックパッドで2本指を広げるだけ。こういう直感的な機能は特に作業効率が上がります。    Mid2012モデルのメイントピックスはRetina採用ですが、OS XのLunchpad、Mission Control機能は狭いモニター環境をワンクリックで広げ、画面の狭さを補完する機能性。トラックパッド同様に直感的操作で便利な点は、やはりApple。MId2012モデルは裏蓋を開けてメモリとHDDが見えますので、いずれメモリーを換装しようと思います。

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