投稿

5月, 2014の投稿を表示しています

INFORMATION

お知らせ Google+API廃止の方針に伴いGoogle+アカウントによるコメント等は2019年3月以降、非表示になります。ご承知おき下さい。
お知らせ ページトップの「検索」のほか、サイドバーとページ中段にインデックスを設けています。

Latest Post

レビュー ヴェロニカ・エーベルレ ヴァイオリン・リサイタル

イメージ
兵庫県立芸術文化センターで行われた「ヴェロニカ・エーベルレ ヴァイオリン・リサイタル」へ行って参りました。台風15号の影響もあり西日本は猛暑が戻ってまいりましたが、三連休の最後の祝日の午後は、快晴でも陽光はやや強さが弱まり、湿度の低いカラッとした風が時折そよぐ良い気候となってまいりました。会場の入り口へと急ぐ人波に合流いたします。

 会場はKOBELCO 大ホール。ステージには中央にスタンウェイのグランドピアノと椅子、その前に譜面台。座席は1階中央右寄り。年齢構成はやや高めのオーディエンス。開演を告げるアナウンスのあと客席が暗転。静まりかえった会場の舞台下手側からヴァイオリンのチューニング音が聞こえてきます。しばし聞き入りますが、ボウイングが見えてくるかのような、すでに音楽となっていました。

 チューニングの音が止まり、下手のドアが開くと真紅のドレスを纏ったヴェロニカ・エーベルレさんがステージへ登壇します。客席は大きな拍手で迎えます。次いでピア二ストの児玉麻里さんは対照的にシックなトーンのカラフルなドレスで後へ続きます。二人が横に並び客席に一礼し、いよいよ開演です。




YouTube「Veronika Eberle & Edicson Ruiz Plays Oscher's Passacaglia」より。  演目は
 ・チャイコフスキー:なつかしい土地の思い出 Op.42
  「瞑想曲」「スケルツォ」「メロディ」
 ・ シューベルト:幻想曲 ハ長調 D.940 Op.159
  (休憩)
 ・バルトーク:狂詩曲 第1番
 ・パガニーニ:カンタービレ ニ長調 Op.17
 ・フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
 (アンコール)


 今回のプログラムは「Story 物語」とタイトルが付されおり、これはフランクのソナタが結婚のお祝いとして書かれた曲ということからエーベルレさんがヒントを得て、このテーマでプログラムを作り上げられた旨が当コンサートフライヤーに記載されています。彼女のコンサートの意図を意識しながら、ピアニストとしてご活躍中の児玉麻里さんとの共演も楽しみの一つです。 





 チャイコフスキー:なつかしい土地の思い出 Op.42。冒頭、ピアノの響きを意識します。「瞑想曲」児玉さんの演奏に乗りエーベルレさんのソフトタッチな旋律は明るく軽やか。「スケ…

NOTTINGHAM Interspace Junior -NO.8-6 SUMIKO Pearl Take6。

イメージ
Sumiko Pearlでのトレース、Take6です。



RACHMANINOFF symphonic dances, non allegro
Eiji Oue & Minnesota Orchestra





クラシック・カテゴリから選曲してみました。冒頭の細やかな音色から急峻な立ち上がりへドラスティックにサウンドが展開しますが、そのアグレッシブさと全体を支配する透明な色彩感をしっかり表現できているように思います。この音源は後日、他のカートリッジでもディテール比較してみたいと思います。


つづきは、NOTTINGHAM Interspace Junior -NO.8-7 SUMIKO Pearl Take7です。


コラム デジタルソリューション考・Part3 EthernetAVB

EthernetAVBの適用分野が拡がっています。Ethernetはご存知のように音声・映像伝送において大容量・同時伝送・拡張性などで優位性があり、民生分野では一般化していますが、自動車にも適用しようとする動きが始まりました。そのプロトコル(規格)がIEEE802.1 Audio/Video Bridgingと言うもので、つまりEhernetAVBです。

 自動車は制御系、ボディ系など別々の規格に沿った伝送システムを採用していますが、車両装備の高度化によるデータ情報伝送の大容量化に伴い、より多くのデータをより速く伝送できるEthernetが着目され、同時に車載用途としての課題(例えば伝送のリアルタイム性や安定性の確保など安全性に直結すること等)をクリアすべくマイコン各社がモデュール開発しているそうです。

 そのAVBの現実シーンへの適用の一例がAppleのCarPlayです。CarPlayはAVB規格をベースとしており、デバイスでは既にOS X Lionで対応しています。今のところ車載用途はダッシュボードの範囲において一部の音声・映像のコントロールに限られていますが、その先にはSiriによる自動車の音声制御の実現、そしてその先にある車の未来へとイメージが拡がります。

 AVBの適用は車載用だけではありません。既にプロ・オーディオ分野ではスタジオコンソール、インターフェース等で採用され、お馴染みのTC、Avid社等のデバイス、Audinate社のDanteを使ったfocusriteのRED-NET(準拠)、MOTU社はコンシューマー向け製品を既にリリースしていますが、48kHzのシグナルを512ch低遅延転送、ハードウェアの拡張性が容易さ、タブレットでのコントロールなどEthernet伝送活用の有利性が紹介されています。

 そのAVBにはAVnu Allianceという団体があり、ウェブサイトにはシーン別の概念図が掲載されています。概念はシンプルで、AVBを活用するシーンが「モービル」「スタジオ」「ホーム」の違いとして表現されています。この概念は身近なマルチメディアネットワークのコンセプトと重なり適用範囲の拡大と言えるものですが、Ethernet関連プロトコルがこれからのデジタルソリューションのメインストリーム、これからAVBに対応したデバイスの出現はそう遠…

レビュー NOTTINGHAM Interspace Junior -No.7 リード線修理編

イメージ
Nottinghamのアームはシェル一体型の軽量カーボン製ですが、その先端から出ているリード線が繊細でデリケートなので、拙レビューだけではなく、他所でもその扱いにくさについて紹介する場面を目にする事があります。

 購入時にメンテナンス性を考慮に入れない訳ではないのですが、それ以外の要素、メーカーのフィロソフィーやメカ機構、サウンドクオリティの方が購入動機の大きなウェイトを占めたことが、いま現在NOTTINGHAMを使っている理由でもあります。ただ現実的にリード断線は起こりうる事なので、その修理の模様を今回はレビューしてみたいと思います。


 アームから4本のリード線が出ており、テフロン被覆の中は銀線。先端のコネクタは真鍮製か何かですが、その半田付け部分がデリケートで断線を生じる可能性があります。 




 断線とはつまり、このように半田付け部分からコネクタが外れます。 

 よく見ると、テフロン被覆の先端に銀線が0.5mmほど見えています。しかし、このまま半田付けしてもテフロン被覆部分がハンダをはじくのでうまく接合できません。したがって、テフロン被覆をライターで軽く炙り(炙り過ぎない)、その部分にカッターを軽くあてがうとテフロン被覆が剥けます。そうして銀線を1mm程度露出させることで接合面積を増やします。




 ライターで炙ると煤(スス)が付きますので、無水アルコール等で拭います。 それから、すでにコネクタ側に元々ハンダが乗っていますので、ハンダを熱しながらリード線の先端を半田付けするということになります。必要であればハンダを足し流します。 予め各ラインが認識できるように半田部分にマーカー(赤・緑・青・無色)付けされていますので、半田作業後にペン等で色付けします。

 半田経験のある方ならば、とくに困難な作業ではありません。それでサウンドが変化(劣化)したという実感もありません。却って、カートリッジ交換の度に断線を気にするくらいなら、半田補強するという選択肢もあるのではないかと思いますし、センシティブな機能性の部分で購買に二の足を踏んでいる方がいれば、参考となり得るのかどうかわかりませんが、少なくとも私が事前情報として知っていたならば、購入障壁は下がっていたことでしょう。

 *あくまでも自己責任でお願いします。
 *最近はリード線接点の補強を行い、断線は以前より格段に生じにく…

ラベル別INDEX

もっと見る