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レビュー 立体音響ラボ バーチャル・オーディオ・リアリティの世界

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  株式会社アコースティックフィールド さん主催のACOUSTIC FIELD presents『立体音響ラボ Vol.7』立体音響ワークショップ #7 「バーチャル・オーディオ・リアリティの世界」へ行ってまいりました。 場所は東京・お茶の水駅からすぐのRittor Base。地下1階へ階段を下りていきます。 扉を開けると、薄暗い室内にPCやモニター類。  暗幕カーテンの中に3つの球体、アコースティックフィールド・久保二朗氏とスタッフが機材を調整中。  ヘッドホンを装着しタブレットPCをキーボード操作している模様。NGを前提にカメラを構えると、撮影OKが出ました。複数のアプリケーションが起動しています。  シュアーのヘッドホン。ヘッドバンドにトラッカーが装着されています。  球体はシルバーカラーのスピーカー。ワイヤレス?実はダミー。体験者に方位感覚を示すために設置しているとのこと。  暗幕カーテン内で照明を落とすとダミースピーカーだけが浮き上がってきます。体験者はこのトライアングルの真ん中に立ち、ヘッドホンとリュックサックを背負い立体音響を体験することになります。  ここで一部体験者インタビュー。 イベンター:面白かった。もし暗幕でなかったら、と想像した。 制作者:視覚を奪わないのでいい。雰囲気作りが短い時間でできる。 プログラマー:ヘッドセット使ってない。土砂降りだけど濡れていない。絵がないぶん想像する。映像と組み合わせてもいいが、単純に音だけでもいい。音だけの方が解像度があるようだ。 会社員:音が当たる。面ではなく音が降ってくる感覚。沖縄にいるような不思議な体験。インスタレーションのようなアートで使われることになれば世界観が広がるのではないか。 サウンドデザイナー:素敵。敏感さが素晴らしい。立体感のある雨がいい。映像より音だけの方が広がるのか。 サウンドデザイナー:高さ方向が出ていた。動いているか感覚があった。画面がないことが新鮮。  筆者の感想も重なりますが、冒頭は音の定位音像や質感に聴感が集中しました。やがて、近くに聞こえる音に手を伸ばすが何も無い。音がある方へ歩み振り向くが何も無い。天井から降るモノに包まれているはずが、身体には何も及ぼされていない。不思議な感覚の臨場感と没入感。  さらに、ヘッドマウントディスプレイのない状態は視野に自由さが加わり、立体音

アンプを考えてみる。-No.3

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 今のメインアンプに至るまで複数の選択肢。その一つがトランジスタアンプでした。名は P-4100 。 アキュフェーズのセパレート型トランジスタアンプ。  アキュフェーズの容姿と言えばシャンペーンゴールド、シンメトリカルデザイン、パワーVUメーター。華美でもなく、地味でもなく、端正で品行方正。洗練された存在感。国産アンプのエンクロージャーが幅440mmに収まる中、アキュフェーズは20mm以上サイズが大きい。そして重い。保守的な重厚長大志向。  そのサウンドはアキュレイト。容姿イメージをそのままサウンドに反映したかのように卒がない。鮮烈で、抑制的。力強く、しなやか。いずれの相反する要素をもどちらも内在し、包括し、折り目正しく増幅された電流 電圧がスピーカーバッフルを支配し、音の情報が空間を支配する。  アキュフェーズのパワーアンプをミキサーにつなぎ鮮烈な音を聞いたり、あるいは好みのプリアンプを繋げて音色を楽しむ。この2パターンを想定していました。そうこうしているうちに、可変抵抗体を使用しないAAVA方式を採用したプリメインアンプ E-360 が発売され、1台で2パターンを享受できることを知りました。  前面パネルのスイッチを押すと、カチッと音がしてVUメーターランプが点灯する。この前面パネルは何か惹きつける。何だろうとしばらく考えていたが、黒色ベースのパネルに灯る電灯色と赤色と緑色の、カラーバランスの塩梅がいいのだと思う。アキュフェーズはエンクロージャー、サウンド、そして存在感までデザインしている。 つづきは、 アンプを考えてみる。-No.4 です。 オーディオユニオン 【中古】 Accuphase プリメインアンプ E-370 (税込) 価格:349800円(税込、送料無料) (2018/1/25時点)

アンプを考えてみる。-No.2

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 今のメインアンプに至るまで複数の選択肢。その一つが真空管アンプでした。名は CL-88/MQ-88 。ラックスマンのセパレート型真空管アンプ。   まずその容姿が斬新でした。伝統的な木箱ケースや前面パネルにツマミを並べて配置したプリアンプのエンクロージャーとは全く趣向の異なるデザイン。異彩を放つのはパワーアンプも同様。アルミ質感のシャーシがボンネットを囲うと、一見して真空菅アンプとは見紛う。LEDを効果的に使ったメーター類も印象的。 しかし不思議なことに、プリアンプとパワーアンプを並べると端正でモダンな真空管アンプのオーディオセットが見えてくる。  そのサウンドはレンジが広くリッチ。キメの細やかさやを保ちつつ力強いドライブ力も兼ね備えている。一昔前の真空管アンプと比べると、むしろトランジスタアンプに近い印象さえ受ける。今思うと、ラックスマン11年ぶりの新作は、真空管アンプをハイレゾ時代に遜色なく聴かせる挑戦的でエポックメーキングな逸品でした。  いいなと思いながら、そのいでたちを受け入れるまで少々時間がかかりました。その間にラックスマンがサウンドを進化させつつ、容姿を一新したセパレート型真空管アンプを発売しました。名は CL-38u/MQ-88u 。以前から名機CL36/MQ60でTANNOYやJBLを悠々と鳴らすオーディオセットに憧れを抱いていましたが、そのノスタルジー志向は必ずしもある世代だけのものではありません。  暗闇の中でスイッチを入れると、橙色の火が真空管の中にポッと灯り、その火を見つめていると次第にフィラメントが赤く色づいていく。同時にボンネットに近づけた顔にほんのり熱が帯びることを感じ、この時間軸で変化する物理変化こそアナローグであり、この儀式があってこそ真空管メインアンプでオーディオを聴くという醍醐味。 つづきは、 アンプを考えてみる。-No.3 です。 【送料無料】【オーディオ逸品館】LUXMAN-MQ-88u 価格:332,420円(税込、送料込)

アンプを考えてみる。-No.1

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 今のメインアンプに至るまで、複数の選択肢を考えていました。  スピーカーとの組み合わせはどれも甲乙付け難く、サウンドの志向性は大きく逸れることはなく、違いがあるとしたら増幅形式の違いとルックスの違い。最終的な選択は、その時のベストセレクトだったと言えますが、様々な制約がある中で難しい選択であったとも言えます。  サウンド。嗜好性については中庸でかつ僅かに艶がある、言わばレンジの広い現代的な真空管サウンドが心地良く感じます。デザイン。それは機能性を昇華した挑戦的なミニマルなデザインや、いわゆるオーソドックスで保守的なプロダクトデザインを好みます。  最終的にはスピーカーから出てくる音と、空間が音で満たされメンタルやフィジカルに届くことが全てですから、アンプの増幅形式についてこだわりはありません。その装置の機能性が形状に表れる佇まいや関連動作は見飽きないものですし、聴覚で音を感じ視覚で装置を愛でるひとときは、オーディオ趣味のエッセンスでもあります。  それら装置を眺めながら、ふと考えるときがあります。あの組み合わせだったら、どうだったであろうかと。 つづきは、 アンプを考えてみる。-No.2 です。 Jeff Rowland ジェフローランド プリアンプ Capri S 2 価格:503800円(税込、送料無料) (2018/1/25時点)

レビュー GRADO Prestige Gold1

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Grado Prestige Gold1  MMカートリッジの定番の一つ。厳密にはMI/FB方式というグラド独自のメカニズムで、ハイコンプライアンス(=抵抗が少ない)という特性があります。 これはヴァイナルへのトレースに対し追随性が良く、カーボン系のようなハイコン、ミディアムコンのトーンアームと一体となり、レスポンスが速くレンジが広いアナログ再生を再現できます。  Grado製品のグレード分けは材質、スタイラス・カンチレバーデザイン、選別という3つの基準要素を採用し、シンプルで合理的です。上位のレファレンスクラスのウッドキャビネットは針先ユニットが交換式ではありませんので、Gold1を選んでみました。 Prestige Gold 1【税込】 グラド MI型カートリッジプレステージ・ゴールド1 GRADO [GPGO1]【返品種別A】【送料無料】【RCP】 Shelby Lynne /  You Don't Have To Say You Love Me    針を落としてすぐわかるストレスフリーな抜けの良さと音の広がり。この感覚が独特で周波数の高域特性というよりはMI方式の利点なのかもしれません。さらにボーカルのささやきや、ギターのピッキングのニュアンスのような細やかなディテールが聞き取りやすく、サウンドは明るくナチュラル感があります。  一応MM方式ですのでサウンドは前方に展開しますが、MCのような繊細さを併せ持つ、また高出力MCとも異なる、MMをリファインしたようなサウンドがGRADOのカートリッジの特徴です。グレード分けは意味(音の違い)があり、上位機種ほど表現力が豊かになります。 GRADO - Statement Sonata2 (ステートメント・ソナタ2)【FB(MM)型カートリッジ】

SONY BDZ-EW1100 -No.5 サーバー機能編

SONY BDZ-EW1100で録画した番組を寝室のMac(Bootcamp)のStaion TV Linkで観ていますが、稀に「サーバーと通信できないため再生できません。エラーコード:2007」と表示され閲覧できないことがあります。 録画番組表はモニターのStaion TV Link画面に表示されているため、サーバーとは接続できている・・・はず。したがって、アプリ側のエラーではなさそうだと。 ソニーのサイトを調べたところ、どうやらルームリンクの「ホームネットワーク(LAN)経由で同時に2つ以上の機器への配信はできません。」または、家じゅうどこでも視聴の「複数の機器に同時に番組を配信することはできません。」の項目が該当するようです。 はて?心当たりは・・・家族の部屋を覗くとルームリンク(Wi-Fi)で録画番組を観ていました。こればかりはソニーのBlu-rayレコーダーの仕様、あるいは我が家のホームネットワーク共有環境ですので仕方がないことですが、これから年末年始は貯め録りの頻度が高くなるので、録画番組を消費するために専用の閲覧環境を用意すべきかもしれません。 つづきは、 SONY BDZ-EW1100 -No.6 Macで地デジ Staion TV Link Mac版編 です。

OS X Yosemite 新機能と不具合

OS X (10.10) Yosemiteにアップデート後しばらく経過しました。 大きな変化はアプリケーションを含めGUIが刷新されたことと機能向上。「Handoff」や「Notification Center」の仕様変更などは既報ですが、ディテールの変化がユーザビリティに大きな影響を及ぼすことを実感しています。その他、HDMI音声出力から音が出てくるなどマイナーなアップデートは、それを使う方によってはメジャーな変化になっことと予想します。 一方ではOSのアップデート時にはお馴染みの情報ですが、使えなくなった残念な点もあります。私の場合はVMware Fusion5が使えなくなりました。地デジ視聴に 際し Bootcampへ移行していたので大きな影響ではありませんでしたが、Windowsアプリケーションを使いたい場合のアクセスが現状では多少ストレスなので、Fusionのアップグレードを適用するか?検討中です。 不具合としては、共有設定のコンピュータ名が重複し(数字)が勝手に付くという現象が発生しています。MBPとMacminiで発生しiMacでは発生していません。Macminiでクリーンインストールを行ったところ症状が治ったのですが、MBPの方はTimeMachineでリカバリ&OSの再インストールを行いましたが症状が継続しています。そこでMBPについては共有設定を切っていますが、やはりクリーンインストールしなければならなのか?・・・うむむ。

レビュー 壁掛け ギターハンガー RENO

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  RENO ギターハンガー AYS31G オークス ギターハンガー【送料無料】 価格:4112円(税込、送料無料) (2019/5/2時点)  無印良品の壁に付ける家具(フック)と並べてみます。対象となる掛けるモノの荷重が異なりますので、ベースのサイズが随分違います。  背面。溝の彫り方などが異なりますが、大まかにストラクチャーはほぼ同じです。  取扱説明書の端が取り付けガイドになっていますので、位置調整しながら金具をテープ等で仮固定します。  位置が合ったらピンで金具を固定します。その後、付属のキャップで留め部の蓋をします。  上部からハンガーベースの溝を金具にスライドさせながら下ろしていくと、ハンガーベースがピタリと固定します。  緩みなく、壁面にキチッと固定されています。  エレキギターを掛けてみました。ジャストフィットです。ハンガーへのフック時には扱いに多少気を使いますが、床置きのラックでもその点は同様ですので、大きなストレスではないと思います。耐震性能はストラトキャスターを掛けて震度5を体験しましたが、壁から落下することもなく大丈夫でした。  ただ壁の状態や地震の揺れの状況により差はあるでしょうから、絶対ではありません。あくまでもギターの保管はギターケースという前提で、ギターハンガー利用という点は忘れないようにしておきます。

SONY BDZ-EW1100 -No.4 BRAVIA&WLI-UTX-AG300編

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iOSによる「家じゅうどこでも試聴」と前後してしまったルームリンクについての投稿です。テレビはBRAVIA KDL-32EX420で有線LAN仕様なので、無線LANコンバーターを取り付けました。 バッファロー WLI-UTX-AG300 事前にAirmac ExpressをBRAVIAに接続し、300Mbps程度のトラフィックでコマ落ち等がないことを確認済みなので、小型でテレビ裏がスッキリする当機を選びました。この無線LANコンバーターは電源がUSB給電なので、KDL-32EX420の2つあるUSBコネクタの一つを使えます。多少設定が必要です。 *設定は以下です。 ・MacとUSB(給電)+有線LAN(ケーブル)で接続。←この記載が説明書にない。 ・IPアドレスの初期設定値をブラウザに入力、設定画面が表示される。 ・WLI-UTX-AG300のファームウェア・アップデートを行う。(バッファローのウェブサイトからファームウェアをダウンロードし、インストール。) ・再起動後、DHCPサーバーによりIPアドレスの自動振り分け設定を行う。 ・Macから取り外し、BRAVIAに取り付ける。 *MacユーザーでWindows仮想環境 (Fusion、Pararell等) が無い場合、Buffalo 「 LAN端子用 無線子機設定ツール」が使えませんので、 上記ファームウェア・アップデート再起動後、IPアドレスを固定します。(例:192.168.24.68) *11A Only機能(5GHz帯のみの通信)を使う場合、且つAirmac Extreme等の無線LAN親機を利用している場合、ブラウザに上記固定IPアドレスを入力すると設定画面が表示されますので、5GHz帯のSSIDを検索or入力し、暗号化設定も行います。この設定をしないと11A Only機能は使えません。 BRAVIA背面の有線LANポートにLANケーブルを接続、USBポートにコンバーター本体を接続。 BRAVIAのネットワーク設定は「有線」、IPアドレスは「オート」を選択します。ネットワーク設定が完了し、ホームネットワーク画面にレコーダーが表示されました。 録画番組も無事に視聴できました。

コラム OTTAVA 「第二の開局」に思う

 インターネットラジオのOTTAVAが「 第二の開局 」をしました 。  準備期間と試験放送を含めてOTTAVAはほぼ毎日、いずれかの時間帯に聴いているのですが、 その報を受けたのは10月2日のOTTAVA試聴中でした。そのときの正直な感想はと言うと「第二の開局?いつから?」というもの・・・(笑。 これはおそらく「第二の開局」までにOTTAVAの放送とウェブ・ソーシャルメディアに多分の情報が含まれていたことが、3ヶ月前との非連続性を回避させ、私に開局をすっかり忘れさせていたことへつながったと・・・言い訳します、はい。   前回の投稿 では「第二の開局」へのいちリスナーとしての希望などを述べさせて頂きましたが、蓋を開けてみればほぼ期待通りというか、期待以上というか、とくにスポンサーシップやコンテンツ化の項目については、(私の希望という観点で言えば)より具現化しており、フォーマットを作ったOTTAVA関係者の皆様のご尽力に敬意の念を抱いております。  細かい事はさておき、 挑戦的で且つ機敏なフットワークがマイナー・インディーズ組織のメリットだと思いますので、クラシック系音楽ファンの開拓と、OTTAVAリスナーが今後も楽しめるような機会づくりを、リスクを恐れず取りにいって下さいねと、無責任にエールを贈りたいと思います。それには リスナー側は、まず頭の切り替えが必要ですね。  今朝もOTTAVAを聴きながら♪

部屋とスピーカー配置 Part1

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家族間で部屋替えを行いました。今までは6畳+クローゼットの書斎兼寝室。移動となる部屋は5畳+クローゼットとダウンサイジング。1畳分の制約ですが、オーディオを中心に考えず、快適な睡眠のための寝室と趣味部屋としての書斎を自由と制限の中で併せて作っていく事が前提条件となっていましたので、その中でどうやって家具の配置を決めるのか?その中でベッドとスピーカーの位置取りがメインテーマになりました。 元の部屋のレイアウトは長手・短手共に3m程度のスクエア型。その一端にオーディオセットとピアノを配置していました。スピーカー間隔は2m、スピーカー外側は1m弱を確保し、部屋にいるときは書斎椅子に座っていることが多いので、リスニングポジションはスピーカーから最低でも1m超。音楽を聴き込むときはスピーカーと三角形を成す位置まで移動していました。 移動先の部屋は縦長、長手方向は壁面、短手方向にはそれぞれ窓と収納扉があり、できればスピーカー前面には容積を確保した い。小型スピーカーならばチェストやシェルフに配置できそうですが、ブックシェルフとはいえ縦長40cmあるスピーカーはスタンドに乗せたい。そうすると設置場所が限られてくる。 そうすると長手方向の一方をベッド、もう一方をオーディオセットにする選択肢が一番現実的。ピアノが88鍵でなかったならもう一つ二つレイアウトする可能性が広がりましたが、こればかりはまだ使い続けたい。また長手方向にスピーカーを配置すれば、反対面の壁との距離はせいぜい2.7m程度。もう割り切るしかありません。 移動先の部屋での配置はこうなりました。 書斎での作業は書き物にしてもMacで完結する場合が多く、とりあえず机は見切りをつけました。電子ピアノと液晶モニターの親和性が悪く、苦肉の策でスタンドを取り払って譜面台に置いたら思いのほか馴染で、結果オーライ。アームスタンド的なソリューションは留保。 元の部屋はスピーカー間にオーディオラックを設置していましたが、移動先の部屋では外してみました。スピーカー間は1.6m程度。写真で見る通りのニアポジショニングでのリスニング、DTMerのような環境になりました。幸いスピーカーがモニタースピーカーなので、ニアリスニングでの音響的な違和感はあ

レビュー ProAc STUDIO100 Part2

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 数年前にとあるスピーカーの情報に接し、一度は所有してみたいと思いました。経済的な理由や環境制約を諸々考慮しつつ、オーディオシステムをイメージし、今使っているSTUDIO100との併用を前提にすると、やはり導入は見送るという結論に至り、そのスピーカーの進化を穏やかに見守りつつ、数年後に再検討することにしました。  その期間とシンクロするようにProAc STUDIO100がディスコンになりました。既に英国のウェブサイトのStudio Rangeからはリストが消え、ユニットが異なるSM100がラインナップされています。各国の販売店においてはまだセールリストにあるので流通在庫限りなのかもしれません。 STUDIO100-C プロアック ブックシェルフ型チェリー【ペア】 PROAC...  正式なアナウンスは見ていませんが、ディスコンの理由について、海外フォーラム情報では製造コストが高いから販売継続できないとのことのようです。元々クオリティとコストパフォーマンスの両方を要求されるプロフェッショナル向けの製品ですし、その要素で満足でき得る製品なので致し方ない気もしています。一方でウーファー・ツイーターユニットはサービスパーツとして販売継続中で、市場価格も納得できるものです。  もっともSTUDIO100は、2000年代初頭に一度ディスコンになりましたが、ユーザーの声により復活した経緯があります。世界中のエンジニア・ミュージシャンに愛され続けている製品なので、今回ディスコンだからと言って先行きあまり心配ないのかもしれないと楽観視しています。本当にパフォーマンスが高いスピーカーです。

Water Of March-Aqua De Beber / Eliane Elias [music review]

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 昨年の夏は長く、秋を満喫する間もなく冬支度をしました。今年はというと、ここ数日は朝晩涼しく、早くも秋の気配を感じています。その移りゆく気候の速さに拙ミュージック・レビューは翻弄され続けております、はい。まあ、夏も秋も満喫できるのは、この期間だけなんですけれどね。 Water Of March-Aqua De Beber [Eliane Elias]  イリアーヌ・イリアスによる1989年発売のアルバム「Eliane Elias Plays Jobim」(邦題:風はジョビンのように)冒頭の1トラック。ご存知、アントニオ・カルロス・ジョビンの名曲のカバーです。曲名からわかるように「A guas de Marco / Waters of March」と「A gua de Beber / Water to Drink」を ミックス・アレンジ しています。    このミックス・アレンジが上手い。そしてジョビンのネイティブな楽曲をモダンジャズに見事にアレンジしている。一粒で二度美味しい。二楽曲を一つにまとめているわけだから逆か?・・・まあいいや。「三月の雨」「おいしい水」だけでなくジョビンの曲はジャンルを超えて様々なミュージシャンがカバー作品を残しています。別のアルバムですが、シンガーとしてイリアーヌも素敵です。

The Sun And The Moon / Lightscapes [music review]

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 CDの売り上げが(金額・枚数共に)減少していることは 既知 ですが、数字で言えば前年比85%ほど。いくらダウンロード配信が増加し、そちらへシフトしているとはいえ、中でもジャズ・クラシック系の売り上げ規模が3.6%という 数字 は、J-POPがマーケットの主軸なんだという関係各位の開き直りの声を聞くにつれ、残念な思いに駆られます・・・。  数年前まで店頭とインターネット販売との価格差が少ないまでは行き付けのCDショップでCDを買ってました。ところが、ネット販売が価格を抑え、現状では20%くらいの差が生じ、ポイント増加キャンペーン等のプログラムを利用しても、なかなか差が縮まらない。リアル店舗の魅力・努力は知っているつもりですが、ネット販売を選択する消費者心理が上回ってしまいました。  リアル店舗の魅力はPOP(販促広告)が私の嗜好に合っていて、というよりもその店舗のスタッフ選曲にとても良い影響を受けました。今となってはスタッフの顔を知らずして足が遠のいたことにちょっぴり後悔がありますが、とにかくPOPを見て試聴機で聴いて、自宅のラックに収まったCDは何枚もあります。 The Sun And The Moon [Lightscapes]  前回のアグスティン・ペレイラのアルバムと同じCelesteレーベルの一枚、オランダ発レーベルのジャズ・コンピレーション・アルバムです。なかでもFay Claassenの「The Sun And The Moon」をフューチャしてみました。透明感とクールな質感がアルバムの多くの楽曲に漂いますが、この曲はテンポよく耳馴染みがいいジャズ・ボッサに仕上がっています。  ジャケットがオランダのモダンアートのようで、レーベルのLightscapeというテーマの切り口も面白い。通りすがりにはなかなか手の出ない一枚の魅力をPOPで適切に表現してくれたのは、先述のリアル店舗のスタッフでした。

Bossa Borodin / Agustin Pereyra Lucena [music review]

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 残暑お見舞い申し上げます。  葉月に入り、台風・局所的豪雨と不安定な天気、蒸し暑い気候が続いています。みなさんのおところは大丈夫でしょうか。  お盆はくつろぎモードで、投稿の整理も兼ねてブログデザインを変えてみました。HTMLタグを久しぶりに打ったりして、結局はテンプレに戻しましたが、少し気分転換にもなりました。まだまだ改善の余地はありますが、しばらくはこのデザインにお付き合い下さい。 Bossa Borodin [Agustin Pereyra Lucena]  アグスティン・ ペレイラ・ルセナによる2000年発売のアルバム「 Acuerdos 」 の冒頭の1トラック。お馴染み、ボロディン「 Polovtsian Dances 」のカバーです。透明感があって、クールで、洗練したボッサのアレンジに仕上がっています。 この質感が各曲、アルバム全体を通して統一されている、聴きやすく聞き込むと味わいを感じるパッケージです。  アグスティン・ペレイラと言えば、同名のアルバム「 Agustin Pereyra Lucena 」がボッサの名盤としてありますが、「Acuerdos」は盛夏・晩秋まで、これからの季節にもよくいますのでフューチャーしてみました。音もいいですよ。

DIY 置き時計をスイープクオーツに換装

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 思い出や気持ちの入ったモノはなかなか捨てきれないものです。  例えば、我が家の置き時計。いつ動かなくなったのか?わからないまま、家の片隅に長年置きっぱなしになっていました。ある日ふと気づいて、直してみようかと・・・。  置き時計を分解してみます。文字盤、ムーブメント、針(時針・分針)、ねじ類。 針は折れ、ムーブメントは劣化しています。  交換用の針とムーブメント。 ムーブメントは、軸が文字盤の厚みと中央の穴のサイズに適合するものを選択します。スイープ秒針タイプは「カチッ、カチッ」と動かず滑らかに動くものです。時計針は、中央の穴から文字盤までの距離が程よいものを選択します。元の針と似たデザインのもを選びました。 クラフトクロック スイープムーブメント SP-340 価格:1,728円(税込、送料別)  裏面。ムーブメントの軸を文字盤にはめ込みます。  表面。ムーブメントに付属していた六角ナットで固定します。  時針を取り付けます。  分針を取り付けます。  秒針を取り付けます。    分針と秒針が長いですが、少しだけ曲げたら文字盤に触れないようになりました。  ムーブメントに電池を入れます。さて、動くでしょうか?  滑らかに静かに動いています。    完成です。  今回は修理でしたが、文字盤+ムーブメント+針でカスタムデザインできますので、自分だけの時計が割と簡単に出来るようですね。機会があれば掛け時計に挑戦してみようかな。

SONY BDZ-EW1100 -No.3 TV SideView + 雑感編

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タブレット端末での視聴を「 TV SideView 」で 検証してみました。 タブレットやスマートフォンでテレビのライブ視聴・録画持ち出しができる機能はTwonkyBeam等の3rd Partyが先行してましたが、TV SideViewの売りは番組予約・TV&レコーダーの操作・持ち出し視聴できるというものと、さらに外出先からもライブ視聴できちゃうという、一歩先を進んだアプリ。 そのタブレットからの視聴ですが、TV SideViewの設定項目、機器登録からBDZ-EW1100を選択すると「外出先録画予約を利用しますか?」とポップアップが出るので「はい」を選択。コード番号が表示されるのでその番号をレコーダーの通信設定画面で登録すると、そのタブレットのTV SideViewがレコーダーに登録され「どこでも試聴」できるようになりました。(*1) その他機能をざっとおさらい。 左上のリストアイコンをタップするとサイドメニューが表示されます。 TVやレコーダーは機器登録で設定します。我が家のテレビはリモート操作対象と対象外の型番が混在しています。 コンテンツ検索として、テレビ番組・録画番組、ホームネットワーク、YouTubeなどのコンテンツを検索できます。また番組表・録画番組リスト・予約(番組)リストもタップして表示できます。 番組表です。番組表→録画予約とつながりよく操作。 録画番組リストです。録画番組の視聴・持ち出し・削除の操作。テレビの前に居ることなくTV SideViewでほぼ操作が完結できますので、GUIは見やすいですし、なかなかのアプリなのではないかと思います。 ちなみにシームレスなつながりを期待するならば、PC TV with nasneをレコーダーでも使えるように、あるいはSony Entertainment Networkのウェブ・プラットフォームからTV SideViewと同様の番組表示、予約操作ができるような仕組みに展開して欲しいです。 (*1)iOSのTV SIdeViewで「どこでも試聴」できるようになりました。 つづきは、 SONY BDZ-EW1100 -No.4 BRAVIAにWLI-UTX-AG30

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