LINN SNEAKY MUSIC DS -No.20 SongBox編

　Linn SongBox (Ver4.1.13) というアプリケーションがリリースされました。Linnのウェブサイトにはその機能として、

　1. DSやUPnPメディアレンダラーを通して音楽を参照し再生できる。
　2. Kinskyなどのコントローラーで以下の機能が使用できるとしています。

• iTunesライブラリーの参照
• インターネットコンテンツの視聴
• プレイリストの共有

　DL、インストールしてみました。

Linn Config画面です。 この画面にはLAN内のDSやUPnPメディアサーバーがデバイスとして表示されます。Linn SongBox がTwonkyMediaServerと並びメディアサーバーとしてリスト表示されています。要するに、Linn SongboxはLinn製のメディアサーバーソフトのようですね。

　では設定してみましょう。 SongboxはSongcast同様にデフォルトではデスクトップ上とタスクトレイ（タスクバー）内にアイコンが表示されます。詳細設定を行うにはタスクトレイ内のアイコンをクリック。

設定画面が表示されました。 既にPC内のiTunesライブラリーフォルダが参照されています。 設定画面は続きますのでスクロールしてみましょう。

Appsの項目ではアイコンが１０種類程度リストアップされています。 TED TALKSがありますね。AppleのPodcastの様な感じかもしれません。ON/OFFボタンがあるのでとりあえず全部ONにしてみます。



設定画面をさらにスクロール。

プレイリストの項目ではプレイリスト共有 ONになっています。 さて、KinskyDesktopはどんな連携ができるのでしょうか？

　Kinsky画面。 左窓[Home]>[Library]>[Linn Songbox]とツリーを進むとiTunesとApps項目でONにしたアイコンが表示されています。 iTeunsアイコンをクリックすればPC/Mac内のiTunesライブラリの楽曲がリスト表示されるはずです。

　ちなみに私の場合、音楽ファイルを全てNASに保存していますのでSongboxからPC/MacのiTunesライブラリを参照してもデータがフォルダ内に存在しません。だから今回は再生していません・・・あしからず。 その他、例えば"Royal Academy Of Arts"には119ものコンテンツ、"WFMU”にはLive Streamなどのコンテンツがあります。"TED TALKS"については今までウェブサイトから動画で視聴していましたがLINNのSongboxからも視聴できます。

　DSやネットワーク・プレーヤーはUPnP/LAN環境下で音楽ファイルを再生するストレージとしてのハードディスク＝NASを推奨していますが、PC/Mac内に置けるメディアサーバーソフトを用意したことでNASの運用にネガティブな方でもDS/ネットワークプレーヤーを気軽に使い始められるのかな？と思います。ちなみにAppsコンテンツはWMP、MediaMonkyでもリスト表示され、再生可能でした。

　またYouTubeやPodcastなどの音声・動画アーカイブはいずれも”インターネットコンテンツ”ですが、Linnも音楽やムービー以外のコンテンツをメニューに揃えに来ているといったところでしょうか？ただ、アーカイブ自体のクオリティはさることながらメニューGUIのユーザービリティはユーザーがアプリを選択する重要な要素ですので、印象としてSongbox設定画面の背景画がLinnのウェブサイトと同じでSongcastの設定画面とデザインの”ちぐはぐさを感じたところではありますが、コントロールUIの統合は今後のLINNデザインに期待したいところです。


つづきは、LINN SNEAKY MUSIC DS -No.21 Linn Config アップデート編です。